フランスで大好きな友人を亡くして決意したこと

お久しぶりです！

日本は暑くて暑くて大変みたいですね〜・・・！年々暑くなっているような気がしますが、みなさまお元気でしょうか。

亡くなった方もいるようで・・・フランスのニュースでも報道されています。

みなさまも熱中症などにはお気をつけてお過ごしくださいね。

フランスも暑いですが湿気もないし日本ほどの暑さではないので、暑さが苦手な私は快適に過ごせています。（今のところ、家の中での最高気温は32℃くらいです）

もう夏には日本へ帰れないと思います・・・

さて。ブログを書くのは約１ヶ月ぶりなのですが、１ヶ月前にショックなできごとがあってブログを書く気も失せ、SNSなどもしばらく離れていました。

このことを書かずに続けることも考えましたが、消化しきれなくって、他で吐き出すこともできなくて苦しいので、ここで吐かせてください。

夫にも少し吐いたけど、私より夫の方が辛いに決まっているのにより追い打ちをかけるんじゃないかと思って、夫の前ではなるべく吐き出さないようにしています。

生と死の話とか、悲しい話が苦手な方はここで閉じてください。

今日から１ヶ月前の６月３０日に、夫のいとこ(女性)が自ら命を絶ちました。２５歳でした。

その日はよく晴れた暑い日でした。彼女は近くの駅を通過する電車へ飛び込みました。

そのためお葬式でも亡くなった姿をみることができず、未だに信じることができていません。

ひょっこり「Coucou!(やっほー!)」って出てきてくれるんじゃないかって思いが拭いきれません。

亡くなる前のこの半年、彼女は会うたびに泣いていました。

弁護士志望であった彼女は大学・大学院を出て、半年前イギリス留学から帰ってきました。

しかし就職活動がうまくいかず、とりあえず決まった保険会社と近所のレストランで働き生活していましたが、高学歴を持ってしまった彼女にとってはかなりの低賃金でした。

土日の休みもなく、毎日毎晩働いていました。

それでも稼ぐことは難しく、彼女の母の誕生日パーティーにも仕事で参加することができず泣いていました。

それでも彼女は前を向いていました。と思っていました。

就職しやすい別の資格を取るために勉強を始めていました。

でも、頑張り屋さんの彼女は疲れてしまったんだと思います。

彼女が亡くなって思うことは、

「どうしてもっと話しかけなかったんだろう」とか

「どうしてもっと話を聞こうとしなかったんだろう」とか。

私が話したところで、なにか変わったかどうかなんてわかりません。自意識過剰だと思いますが、もしかしたらなにか変わっていたのかもしれない。

もしかしたら・・・

フランス語がまだ完璧に理解できないので、当たり障りのない普通の会話しかしていませんでした。ここ最近は。

４年前一緒に暮らしていた時期があって、その頃は私が全くフランス語がわからなくて、彼女はそのころ英語があまり話せなくて変な英語を頑張って使ってくれながらでも冗談とか結構わいわいやっていたんですが、

いつからだろう、私があまり踏み込まなくなったのは。

正直めんどくさがっていたんだと思います。

フランス語で話してても少し込み入った話になるとわかんないし、どうせまた会えるし。

そう思ってめんどくさがってただけだと思います。

彼女が亡くなって気付かされました。

そんなことしてちゃいけない。

せっかくフランスに家族や友人ができて私のことも受け入れてくれているのに、私が億劫になっているせいで悲しい思いをするのはもう嫌だと思いました。

私結構おしゃべりなんです。日本語では。

でもフランス語だと言いたいこと言えないし、理解したことが本当に合ってるか不安で、正直フランス人には"あんまり話さない人"と思われていると思います。

フランス語もっと勉強して、フランス語で踏み込んだ会話もできるぐらいになろうって決めました。

そもそもフランス語わからなくても、好きな人にはもっとどんどん話しかけよう、フランス語話せないことなんてもうみんな知ってるんだしもう恥なんてないじゃん、って思うことにしました。

本当にそうだと思います。

今更恥じることなんてなかったのに・・・

私は彼女の笑顔が大好きでした。

口いっぱい大きく開けて笑う彼女が大好きでした。

よくニワトリのモノマネをして笑わせてくれて、大好きでした。

化粧品を交換しながら化粧したり、スカイプで日本の友人とテレビ電話してると必ず映りたがる彼女を色んな人に紹介したり、彼女の職場に遊びに行ってちょっかいかけたり・・・

"親戚"というより、私にはフランスで数少ない"友人"でした。

本当に今更いろいろ考えたって遅いんです。

本当に悲しいです。

もしみなさんの周りに悩んでいる人がいたら、声をかけてあげてください。

躊躇しないでください。

なにも変わらないかもしれない。でも、なにか変わるかもしれないです。

なにもせず後悔するよりはよっぽどいいです。

彼女が亡くなって本当に本当に悲しいけど、今は苦しみから開放されて笑えているといいなと思うばかりです。